株式市場は忍耐のない者から忍耐のあるものへ金を移す装置だ。~ウォーレンバフェット~

The stock market is a device for transferring money from the impatient to the patient.

株式で儲けるにはとにかく「忍耐」が大切!!

ウォーレンバフェット氏の言葉である。

私なりにこの言葉をきちんと理解するために、考え方を整理した。

株価の明日の予測はできない

まず、明日の株価はどうなるか、誰にもわからない。について話す。

なぜ予測できないのか。

それはもし万が一、上がると分かったら、その瞬間にすぐに市場に反映されるから。

市場がそういう仕組みだから。

そしてそれは、世界中の人が、最新の情報をもとに、本気で儲けようとしているから。

世界のプロ集団が取引した結果が、現在の株価なのだから。  である。

傾向として上がり続けている株価も、明日は下がるかもしれない。上がるかもしれない。

逆に、保有している株が下がり続けている場合も、明日は急騰するかもしれない。下がり続けるかもしれない。

株価のチャート分析は、人間の心理や過去の傾向から推定できるだろうが、外乱(新たな情報)があれば外れる。

※外乱がなければ、意外とチャート分析すれば勝てるかも?とも思っている。でも外乱が大きすぎる・・・。

結論、予想して買うことはギャンブルと言える。

長期で見れば上がる

では、株取引はすべてギャンブルかというと、長期投資ならギャンブルではない

それは、市場の仕組みを理解すれば納得がいくはずだ。

まずは「株価」について考える。

株価とは何なのか

株価は企業の価値。だと思う。

その企業が生み出す「モノ、コトの価値と、負債、資源(資産)、収益体制」および、それらの将来予想から決まる。

「予想」を含むので、ひとつの企業の株価を見ると、波が大きい。上がったり下がったり。

企業の価値の増加を収益とすることを、キャピタルゲインという。

次に、配当金も補足しておく。

年間0~7%くらいで配当金が出る。これを狙って株式購入する方も多い。配当金による利益はインカムゲインという。

これらの「企業の価値」、「株式の配当金」これらは1企業で見ると波が大きいが、世界全体で見ると上昇傾向にある。

これは過去のデータから言えることだし、資本主義社会の仕組みが上記のようになっているからともいえる。

もう少し言えば、人間の活動により社会が発展を続ければ企業価値は上がり続けるし、配当金があれば、株を持っている人全体で見れば必ずプラスになる。

全体で見たら、株を持っている人全体がプラスになる。ということが株のキーワードなのだ。

補足 無配当でも株に価値があるのはなぜか

無配当の株でも、人気の株がある。

無配当の場合、株価の上昇(キャピタルゲイン)を狙って購入する。

しかし、なぜ配当がないのになぜ購入するのか。その株には何の価値があるのか。

簿記を知っていれば簡単なのかもしれないが、そのあたりの知識がないと、「よく考えると、なぜ?」と思う方も多いはずだ。

無配当株でも購入する理由。それは、収益を上げる仕組みに価値があるからだ。

企業そのものに価値があるということ。

どういうことか。

例えば、年間100万円の利益を生み出す会社があるとする。

将来的にもおそらく年間100万円を生み出し続けると考えらえる とする。

その100万円を「配当」にするか、「設備投資」するか、「内部留保」にするか、「負債を返済」するかどの手段をとるとしても、やはり年間100万円の価値を生み出せる会社なのだ。

 ・配当にすれば、株主は直接的に利益を得られる。

 ・設備投資すれば企業は成長するので100万円以上の価値を生み出す企業になることが期待できる。

 ・内部留保にすれば、キャッシュリッチとなり、自由が利く、不況でも耐えられる企業になる。

 ・負債を返済すれば、利子の支払い減となり、将来的な収益改善にもなる。

いずれの手段を取るとしても、やはり100万円の価値を生み出せる会社なので、例えば1000万円を支払ってもこの仕組み、この企業(仕組み)を買いたいという人がたくさん現れるだろう。

10年で元が取れて、以降はプラスなのだから。

これが株の価値と言えよう。企業の価値とはこういうことだ。

配当がなくても、企業そのもの(儲ける仕組み)に価値があるから買う。

・配当有り無しの違いは儲けたお金をどこに使うかだけ。配当としてもらうか、他に使うか。

長期で運用して利益を得るべし!!

株式市場、そして資本主義社会の仕組みから言えることは、人間の活動が活発な地域の株を長期で保有すれば必ず価値が上がるということ。

日々の株価変動に惑わされず、握力高く広く分散した株を持ち続けたいと思う。

補足 日々の株価変動に一喜一憂してはいけない

株価は、上がったり下がったりするものなのだ。

人間が決めているから。流行と同じように、流行ったり衰退したりする。

また、世界的に株価が暴落する日もある。下がり続ける傾向の時期もある。

例えば、3年に渡って間半値になることもある。

これは近々起こる可能性があると想定しておくべきだ。

こんなものに惑わされてはいけない。

とにかく忍耐!!!

大暴落が来ても、15年後、20年後には2倍、3倍になっていると期待して、

売買せずに持ち続けよう!

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